部署レポートIsen Note

あなたは正しくコミュニケーションをとれていますか?

突然ですが「会話の上手な人」と「そうでない人」の違いは何だと思いますか?

私は入社25年以上のベテラン?おじさん営業マンです。私が入社した時は24歳で社内、社外問わずほとんどが年上で言葉選びに悩むことが多くありました。25年以上経つと社内は元より、得意先でも年下が多く「自分が使っている言葉が正しいのか?」とよく考えることがあります。

不思議なもので言葉の使い方ひとつで話をどんどん盛り上げたり、相手の本音を聞き出したりすることも良くあります。その中に「相槌の打ち方」「質問の仕方」「態度やしぐさ」で相手へのイメージを大きく変えるケースがよくあります。

口下手な人、会話ベタ人でも、「相槌」「質問」「態度・しぐさ」の3つを工夫するだけで、会話下手から会話上手になれます。

今回はその中の「相槌」をご紹介いたします

「ダメな相槌」をされると、「話をしたい気持ち」が失せたり、不愉快な気分になったりしてしまいます。

では、どんな相槌が「ダメな相槌」なのか。ここでは、相手が不愉快になる「ダメな相槌」の代表例を4つ挙げます。

ダメな相槌4パターン

【ダメな相槌1】「はい、はい、はい」と「はい」を連発する

【ダメな相槌2】「確かに」「なるほどですね」を連発する

【ダメな相槌3】相槌が毎度「大げさ」すぎる

【ダメな相槌4】「相手の話にかぶせて」相槌を打つ

それではこちらの【ダメな相槌】を説明していきます

【ダメな相槌1】

「はい、はい、はい」と「はい」を連発する

(例)

A「今日○○病院の院長先生と面談があって」
B「はい、はい、はい、」
A「初めてお会いしたから緊張して」
B「うん、うん、うん」
A「でも気さくに話をしてくれて最後は仕事以外の話も出来ました」
B「ほう、ほう、ほう」

「はい」を1回でいいのに、「はい、はい、はい」と連発する人、意外といませんか?「はい、はい、はい」に限らず、「ほう、ほう、ほう、ほう」「フン、フン、フン」  「ええ、ええ」など、同じ言葉を繰り返す相槌は耳障りですよね。一生懸命聞いているうちに思わず出てしまうのかもしれませんが、あまり連呼されると、話すほうも落ち着きません。

【ダメな相槌2】

「確かに」「なるほどですね」を連発する

(例)

A「今度のチラシの打合せは美容外科なのでイメージは女性がターゲットなのでピンク基調で進めようかと考えております」
B「なるほど」
A「でも、ターゲット層は20代前半~40代後半だから落ち着いたイメージも必要かと思います」
B「確かに」

何に対しても「確かに」を連発する人、いませんか?

クセになっているのかもしれませんが、「自分は最初からそこに気がついていた」という「上から目線」を相手に感じさせて、あまり感じがよくないもの。たまに使う程度なら問題ないのですが、連発するのは避けましょう。「なるほど」「なるほど、なるほど」「なるほどですね」という相槌も同じです。

【ダメな相槌3】

相槌が毎度「大げさ」すぎる

(例)

A「〇〇月にクリニックを開業しようと考えております」
B「え!?マジですか?」
A「もう勤務医経験も5年経ったし偶然、良好物件も見つけたしね」
B「ラッキーっすね!」

「マジで!?」「イヤ~ッ」など、大げさな相槌。どちらかというと若い人に多いパターンです。「会話を盛り上げよう」という気持ちもあるのでしょうが、あまりに大げさだと相手は疲れてしまうし、バカにされている気分になりかねません。またこれらの言葉自体もあまり品がいいとはいえません。

【ダメな相槌4】                       

「相手の話にかぶせて」相槌を打つ 

(例)

A「○○という意味を調べてみたのですが・・・」

B「あ~はいはい」

A「そしたらその意味を私は勘違いして認識していたみたいで・・・

B「ほうほう」

相手の話を最後まで聞かずにかぶせて相槌を打ってしまうパターンです。これをされてしまうと相手は「きちんと話を聞いてもらえていない」と思ってしまいます。

また「そうですね」という相槌もよく使いがちですがこちらも連発や使い方を間違えると「本当に理解しているのか?」「適当に返事をしている?」と思われるケースもあります。

「そうですね」に変わる相槌は「おっしゃる通りです」が代表的です。

相手を不愉快にさせない相槌

下に書かせていただいた、さ・し・す・せ・そ は会話の中でも比較的不愉快にならない相槌とされております

さ・・・さすがですね

し・・・知らなかったです

す・・・素敵ですね

せ・・・センスが良いですね

そ・・・それはすごいですね

「相槌」って、普段はあまり意識しませんが、知らず知らずのうちに相手を不愉快にさせていたり、話す気を失わせてしまう「ダメな相槌」を打っていることも多いものです。

自分がどんな相槌を打っているか、一度、録音して、聞いてみるのもいいかもしれません。意外とNGワードを使われていると思います。

まとめ

「上手な相槌の打ち方は「比較的簡単な努力」で、すぐに良くなります。上手な相槌を打てば、相手は話しやすく、それだけで話が盛り上がります。「この人と話をして楽しいな」「また話したいな」と思ってもらえます。

会話が弾むコツは「上手な相槌」にあります。ぜひみなさん、「相槌上手」になって、「聞き上手」「会話上手」になってください。

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