これからの印刷会社は製造業から情報産業へ

営業部
2020年4月20日

 

新規案件や高額商品のお話を頂く時、自社の特徴や実績、メリットや取り組みなどご説明しますが、当然ながら金額も大きな判断材料になります。そういった商品は多くのお客様がほぼ必ず他社と相見積という形でお話を頂きます。それでも確実にご注文を頂くため、他社より安い見積金額を提示し受注に繋る努力をします。なぜ相見積になるのか? それは自社でできることが他社でもできるからであり、印刷は製造業であるからだと思います。
この状況から脱却したいと思い、今回このブログを書くことにしました。

 年月と共に変化する印刷物

弊社で取り扱っている印刷物を一部紹介します。

私が入社した頃の診察券は、サイズも今のカードサイズよりも一回り大きく材質も紙で墨1色刷りの診察券でした。やがて今のカードサイズになり、ロゴマークを入れ材質もプラスチックに変わり印刷もカラーになりました。名刺やチラシも同様1色刷りから画像を取り込んだり、印刷もカラー印刷になり変わりました。
年月と共に印刷物は変化しています。この先印刷物はどう変化していくのか?

 

今後の印刷物はこのように変わる

従来の印刷物にAR拡張現実が組み合わさった次世代印刷物で紙面に印刷されているQRコードやロゴマーク、写真にスマホをかざすとYouTubeや動画ファイルににリンクされ映像と音声が閲覧できるサービスです。
YouTubeの魅力は、インターネット上に広く動画を広められることです。
AR拡張現実の印刷物の紙面から、集患集客に繋がり動画は一人歩きし意外なところで再生され興味を持たれるため、ホームページのアクセス誘導にも繋がります。動画を一度作ってしまえば、知らないうちにその動画が長きにわたって見られ続けます。

次世代の印刷物例

診察券に印刷されている病院やクリニックのロゴマークにスマホをかざすと、スマホがデータを読み取り、病院・クリニックの情報が映像で見ることができる。名刺やチラシも同様で、ロゴマークにスマホをかざすと先生のプロフィールや経歴が映像で現れ、パンフレットに印刷された病院の建物の写真にスマホをかざすと病院の症例や導入しているCT・MRI・レントゲン機器などの説明が映像と音声で説明されます。食品のカタログであれば、カタログに印刷されてる生産者さんの顔写真にスマホをかざすと生産者さんの映像や言葉、外食産業のメニュー表には炒めてる映像や音、車のカタログなら車が走ってる映像やエンジン音で見てる人を楽しませる事が出来売上にも結び付きます。

なぜこれからAR拡張現実なのか

2020年には日本でも5Gが実用化

5Gになる事で世界は一変しビジネスも生活も大きく変わります。
5Gはジェネレーション(世代)のことで、5Gは第5世代移動通信システムの事です。
5Gの特徴は高速大容量通信・低遅延・同時多数接続の3点です。速度は4Gの100倍 情報量は4Gの1000倍、例えば2時間の映画をダウンロードするのに4Gでは5分かかって他のが5Gでは3秒でダウンロードできます。

※すでに16の国と地域で導入されています。近い将来6Gが登場するでしょう。※端末が無くなる

5Gになる事で今後の世の中大きく変わる

・動画の世界(ライブ配信)

・VR・ARの世界(仮想現実・拡張現実)

・ゲームの世界

・医療業界(遠隔で問診・手術)

・自動車産業(完全自動運転)

・商品購入(AmazonGo)

・農業(遠隔操作ロボット)

・家電(IoT 機器)

3Gから4Gになった時にサイトに画像を埋め込みが爆発的に増えたました。

4Gから5Gになるとサイトに動画の埋め込みとパンフレットにAR映像の埋め込みは当たり前になると思います。

世界が劇的に変わる第4次産業革命が5Gです。

次世代の印刷物は営業がつくり上げる。

紙面上に内容の限界

文章と写真だけでは伝えられる事に限界があるが、印刷物にAR拡張現実が組み合わさる事で、紙面上で伝えきれなかった情報とその場の空気感や雰囲気をダイレクトに映像でそのまま伝える事ができる。見る人をあきさせない、これは大きなメリットです。

医療業界の印刷物を変える

まだ医療業界ではAR拡張現実が組み合わさった次世代印刷物を使用してる病院、医院が無いので、私たち営業がノウハウを身に付け、このような印刷物を私たち営業が得意先に発信し提案する事で、医療業界の診察券やパンフレット名刺などが今後大きく変わっていくと思います。

まとめ

同業他社にできないサービスや技術を構築し、他社に真似できないサービスを一早く取り入れ他社との差別化する事で相見積にもならない。
印刷代と別にAR使用料や動画コンテンツ管理料などを月定額制のサブスク型にしても面白いと思います。

 

カテゴリー:営業戦略