DTPデザインの基本 〜データ作り・文字・色

デザイン部
2020年3月15日

デザイナーが最低限心がけているDTPデザインの基本、知っていると便利、心掛けていることをお伝えします。主にデータ作り・文字・カラーについてです。

データ作り

印刷における最低欲しい線幅は0.1mm

線幅は0.1mm(0.3pt)は必要です。

それより細い線だと印刷したとき出なかったりかすれたりするおそれがあります。この0.1mm(0.3pt)の線幅のことを「オモテケイ」と呼んだりもします。

軽いデータ作りを心掛ける

データが重たいと作業効率はおちます。出力に時間がかかったり作業画面の動きが遅くなったり。効率よく作業するために軽いデータ作りを心掛けます。

適正サイズの画像配置、アンカーポイントの数はなるべく少なく、複雑な処理をもっと簡略化して同じように見せる…など出来が同じでもデータがシンプルに作られていると効率は全く違います。

文字

最低文字サイズは6pt以上

視認性があり読める文字として最低6pt以上の文字サイズが必要です。

一般的に本文となる文字は8pt〜11pt程度の文字サイズが多く使われています。見出しはそれよりひと回り大きいサイズ、キャプションはひと回り小さいサイズで使うのが一般的です。媒体によっては最低文字の大きさが決められていたりもします。

トラッキングとカーニングの使い分けで字詰めをしよう

文字全体・複数文字間のスペースを調整する場合はトラッキング、隣り合う2つの文字間を調整するのにカーニングを使います。トラッキングとカーニングとで役割分担があるのできちんと使い分けて欲しいです。

タイトルや見出しとなる文字はカーニングやトラッキングで文字詰めをして美しい配列の文字を作りましょう。パソコンで使っているフォントには文字の詰め情報も持っていて自動的にある程度の字詰めの役割はしてくれます。

長い文章ではそれで十分ですがタイトルやキャッチなど見出しになる文字ではまだアキが気になってしまうことがあります。それは自分で文字詰めをして調整を行いより良い見た目にしていきましょう。

文字の変形はなるべく使わない

決まったスペースに入りきらない文章をなんとか詰め込みたいときには文字の変形で縦横の比率を変えてはめ込みます。その際には視認性を意識しましょう。読めない文字は文字ではなく絵柄です。50%を割るような変形は避けるべきです。できることなら正体で文字は使いたいものです。

字詰めの順番としてはまず「禁則処理」「文字組設定」を入れること、そのあとでスペース内に文字が入らなくて調整したいときには「詰め設定」「トラッキング」「カーニング」で文字間を調整します。大抵これでスペース内に収まるはずです。それでもダメなら文字サイズを検討し、最後に変倍を考えるってのが文章文字でのフォントの扱い方です。

文字を変倍するときは明朝体よりゴシック体の方が見やすい

変倍を使って文章を使ったとき明朝系の書体よりもゴシック系の書体の方がまだ読みやすいです。見出しなどで数語の文字を大きく扱う場合なら変倍がきつくても読めますが、長い文章になると変倍のかかっている文字は読みづらいものになります。なかでも明朝系の書体で変倍のかかった分は最悪です。

左が明朝体、右がゴシック体です。同じpt数、同じ変倍のかけかたですが読みやすさは違います。

カラー

イラレでの色指定:CMYKでは5%刻みが楽

カラーピッカーから色を拾うと端数の色になりますがその場合は5%刻みの近似値に置きかえておいた方があとでの作業効率があがります。同じ色をまた使う場合に色を指定しやすいです。また、CMYKでは1%の数値差はモニター上ではほとんど識別できません。印刷でも5%くらい色の違いがないと濃淡の差うまくでません。このためCMYKでの色指定はなるべく5%刻みですることを推奨します。

CMYKの使用色量:色量の合計は320%以内

CMYKの4版で色の掛け合わせの合計は320%以内に収めます。それ以上だと印刷したときの乾きに時間がかかったり色ムラが起こりやすかったりします。

 

総評

DTPデザインの基本として、データ作り・文字・カラーについてざっくりとご紹介しました。

作業のやり方・進め方は人それぞれですが、出来る人はやっていると思う行動に最低限これらのことが挙げられます。

今期のデザイン部のスローガンは「笑顔に繋げるデザインを発信しよう」です。これからも印刷物でお客様に笑顔になって貰えるように、デザイン部一丸となってスキルアップに励んでいきたいと思います。

カテゴリー:デザイン