初心者デザイナーが一度は読むべき本4選

デザイン部
2019年3月20日

デザインする上で大切なのが、配色の組み合わせ、アイデアの出し方、フォントそのものや、文字のメリハリ…と言い出したらキリがないぐらい多いです。
もちろんセンスによるものも大きいですが、基本的には基礎をきちんと学ぶ事で大抵のことは対応が出来るようになります。

今回は今まで私が読んできた、特に初心者デザイナーにおすすめの書籍をご紹介します。

なるほどデザイン目で見て楽しむ新しいデザインの本。

なるほどデザイン 〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉

デザインの本を紹介するサイトで、おそらくどこのサイトに行っても必ずおすすめしてくる超人気書籍です。もちろんAmazonの売れ筋ランキングでもベストセラーに輝いています。

この本の一番いいところはなんと言っても、副題「目で見て楽しむ」にある通り、イラスト、写真、文字を駆使したカラフルで直感的な解説が特徴的です。まるで雑誌のような読みやすさがあり、活字だけの書籍に負けない濃ゆい情報が詰まっています。

ちなみに私もデザインの勉強をする上で初めて手に取った参考書になります。これを読んだ事により、ただ文章がズラ〜リと書いてある参考書より、イラストや写真が豊富で、視覚で訴える内容の参考書の方が初心者にとってはわかりやすい、というこれからの方向性が見えてきました。

クイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本

クイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本

この本の最大の特徴は、ポスターやチラシのデザイン例aとbを見比べながら、クイズ形式で各シチュエーションに適したデザインについて学べる本です。

同じ素材を使っているのに、デザイン次第でだいぶ印象が変わります。「なんとなく、aの方が良い・・・」で終わらせず、なぜ良いのか、そしてダメなのかを論理的に説明する力が育てられます。

クイズは全部で55問もあり、デザインパターンも豊富です。ちなみに続編も発売されておりこちらもおすすめです。

やってはいけないデザイン

やってはいけないデザイン

本のタイトル、そして表紙のデザインがとてもインパクトのある本です。登場するキャラクターもファミコンっぽいというかレゴっぽくて少年の心をくすぐらせるようなデザインになっています。さて、中身はというと、悩み別にどうすればいいのかという一例と、その理由が丁寧に書かれています。
各悩みの後におさらいクイズもあるのも非常に為になります。また基本的なこともしっかり書いてくれているので、人に教える時に参考にすると伝わりやすい気がします。「こんな事、知っとるしっ!!」と思うかもしれませんが、一度基本を見直す事は大事なことだと思います。

けっきょく、よはく。「余白を活かしたデザインレイアウトの本

けっきょく、よはく。 よはくを活かしたデザインレイアウトの本

初心者デザイナーが陥りやすい、とりあえず「イラストや写真で余白を埋めとこか・・・」という逃げ道を正してくれるであろうデザインレイアウトの本です。

ポスター、チラシなど実用的なデザイン事例を30種類以上紹介。見開きページの左側にNG、右側のOKのデザインを載せ、次のページで具体的なデザインのポイントを解説、別のレイアウト例を合わせて紹介するという構成です。先程紹介した「クイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本」よりも更に細かく解説している印象を受けました。

余白を意識的に取り入れると、すっきりと洗練されたプロのデザインに。ある程度デザインできるけどもっとスキルUPしたい、もう一歩踏み込みたいという方におすすめです。

まとめ

初心者デザイナーにおすすめの書籍4選をご紹介しました。

ポスター、チラシを作るときに、手を動かすことが一番大切ですが、ただやみくもにやるのではなく、自分のデザインの「意味」や「理由」をきちんと持たせるためにも、こういったデザインの本を色々読んでみて、実践することの重要さを感じている今日この頃です。この勉強の成果は、当社での制作実績でどんどん披露できればと思いますのでぜひ楽しみにしてください。

カテゴリー:DTPデザインレクチャー