ビールの季節でっせ!その2

みなさま、おつかれさまです^^

 

週末はネカフェ難民になる印刷部Fです。最近のネカフェはすごいですねー。フリードリンク、漫画読み放題、ネットつなぎ放題は当たり前、シャワールームや、女性専用のパウダールームなんてのも完備しているお店もあるようです。基本的に私は寝るだけですが(笑)。

 

さて、この時期になるとアフター5は飲みに行きたくなるもの。気の合う仲間や、会社の同僚、はてまた旧知の友人など。一緒に飲めば話も盛り上がるもの。私のネカフェ難民問題もそれが原因です。終電が早すぎます!・・・そんな時期だからこそ、夏のお酒の代名詞、ビールについて少しお話したいと思います。

 

ビールの温度は?

少し前のブログで営業部の上田くんが書いていました「ビールの季節でっせ!」の記事にもありますように、夏になると人間はキンキンに冷えたビールが飲みたくなるもの。実にビールを飲みたくなる記事だったと思います!その中で、一つ気になる部分がありました。

ビールを冷やすのは日本人だけ?の部分です。世界ではぬる目のビールをゆっくり呑むのが標準?だとか。たしかに日本と諸外国では気温や湿度、または設備や流通網などの差がありますので、仕方なくそういった飲み方をしている国はありますが、基本的にビールは冷やして飲んでください!温度にしてだいたい4~9℃、この範囲の温度なら美味しく飲めます。買ってきてから冷蔵庫で数時間冷やしたくらいです。

 

では上田くんの書いた記事は間違っているのでしょうか???

 

そういうわけではありません。世界には様々なビールの種類があります。種類にして約80とも100とも言われています。上記に説明したビールはその中の1種類に対しての条件です。しかしながら日本で流通している約80%程度のビールがこの1種類に含まれています。そうです、世界の基準でみれば常温でゆっくり飲む種類のビールも存在しているのです。ではそれはどういったものなのでしょうか?

ヨーロッパ、特にベルギーでのお話になりますが、ビールはもともと修道院で作られていました。麦を使い作られるので「飲むパン」という位置づけでした。つまり栄養補給の目的ですね。修道院という施設がら、飢えた人などに施しをせねばならないため、できるだけ栄養価の高いものであったと思います。また日本よりは格段に気温が低い為、冬などは体を温める目的もありました。日本に住む私たちがビールを飲む状況と全く違いますね。一例ですが、この環境こそが「常温でゆっくりビールを飲む」という文化なんです。

 

常温でいただけるビールたち

そんな(私たちにとっては)一風変わったビールですが、今は昔と違い技術も進歩していますので、日本でも頂くことができます。具体的にどういったビアスタイルのものなのでしょうか?

トラピストビール(アビィ)

ベルギーの修道院で作られていたビールです。アルコール度数も9度と高く、適温は12~16℃。特に「シメイブルー」などが有名です。修道院のトラピスト会が認定した醸造所で作られるものを「トラピスト」、それ以外の修道院で作られるものを「アビィ」と言います。

バーレイワイン

ワインという名前がついていますが、れっきとしたビールです。直訳すると「大麦のワイン」アルコール度数は12%前後、適温は13~16℃と言われています。日本では「いわて蔵ビール」、「サンクトガーレン」の作っているものが有名ですが、最近では成城石井で「ウェラワンクラフトエールスター」という銘柄が手軽に買えるようになりました。

ヴァイツェン

いわゆる「白ビール」です。バナナのような香りが特徴的です。近年、人気のスタイルなので様々な醸造所が作っていますが、「松江ビアへるん」「大山Gビール」「箕面ビール」等が国内では有名ですね。アルコール度数は5~6%程度、適温は10~13℃と言われています。

スタウト

いわゆる「黒ビール」です。焙煎した麦を使って作られますので香ばしい香りと苦味、若干の甘みが特徴です。日本では「キリン一番絞りスタウト」や「ギネススタウト」等が有名です。アルコール度数は4~5%、適温は10~13℃くらいです。なかなか飲むことは難しいかもしれませんが、「EPIC」という海外の醸造所の「BIG BAD BAPTIST」というインペリアルスタウトは超絶に美味しかったです。インペリアルスタウトはスタウトよりも高アルコールで、適温も少し高くなります。チョコレートのような風味がします。

インペリアルスタウト。ロシア皇帝に献上する目的で造られたとされています。アルコール度数が高い!

まとめ

さまざまなビールを紹介して参りましたが、ビールのスタイルによって適温が違うこともお分かり頂けたと思います。ですが全てのビールにおいて共通するとても重要なことが一つあります。それは必ず冷蔵保存しなければならないということです。たとえ飲むときの温度が常温程度でも保存は冷蔵でされなければなりません。ビールは温度の変化をとても嫌います。醸造から物流、店舗での保存、バーでのサーバー内、全ての工程において徹底的に温度管理されています。なので、買ってきたビールは必ず冷蔵庫で保存してくださいね!

 

 

ん?・・・でも、リカーショップやスーパーで売られているビールは冷蔵保存されていないものも多くありますよね?あれはどうして??温度管理されてるんじゃないの??痛まないの???・・・実は大丈夫なんです!!

でもこの話はまた次の機会に。リクエストがあれば書かせて頂きます(笑)。

 

 

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